体験談

門限は6時!?ヨーガに捧げるインドヨガ留学!

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大学 日本の大学卒業後、渡印
留学先 Misao Language Institute/S-VYASA大学
留学期間/内容 3ヶ月:語学留学(MISAO)/2年間:大学留学(在学中)
就職先/内的先 インドの大学院を卒業後、ヨーガ療法士として活動

なぜインド留学をしようと思っていたのですか?

もともと両親の影響で日本の伝統的なもの、さらにはインドの伝統的なものに触れながら育ってきました。当初は国内の大学院に進み臨床心理学を学ぶつもりでしたが、臨床心理を勉強しているうちに心理学の大元はインドにあるのではないかと思ったのがきっかけです。

そして大学四年生の夏に参加した日本ヨーガ療法学会の大会が僕の中で衝撃的なもので、その時にインドで学ぶしかないと決意しました。ただ、インドの大学の入学時期が8月からだったので、それまでどうしようかと思っていたところ、インドにある語学学校のMISAOをみつけ、どうせインドにいくのなら今行ってしまおうとのことで、すぐにインドで英語を学ぶために語学学校に入学する手続きを始めました。

インド留学での目的とは

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大学への入学時期が8月からであったため、それまでにインドの生活に慣れることインド人はどのような人たちなのか知ること、そしてもちろん英語の語学力の向上を目的に留学していました。

語学学校に通っていたので、英語を学ぶことはもちろんですが、英語をインド人から直接学ぶことができたのはすごく自分にとってよかったです。やはり、インド人がどのようなことを考えているのか、どのような人たちなのか知るためには直接話さないと絶対にわからないと思っていたので、彼らの話を聞いたり、逆に自分はこう考えていると伝え、ディスカッションを通していくうちにインド人を少しは理解できたのかなと思っています。この経験がすごく自分にとっては大きかったです。

授業以外でも、彼らが話すヒンディー語を覚え、積極的にヒンディー語で話しかけていました。ヒンディー語で話しかけると、インド人とすごく仲良くなれるんです。それがとても楽しくて。町中でも値引きの交渉やちょっとした話はヒンディー語を使っていました。

休日はどのようなことをしていましたか。

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休日は近くにあるショッピングモールにいったり、飲みに行ったり、旅行に行ったりしていました。基本的に、土日はどこかに外出するようにはしていました。一度MISAOのメンバー7人でリシュケシュ(インド北部)にラフティングしにいきました。

リシュケシュではラフティングだけでなく、ヨーガも体験しました。やはりインドに来るだけあって、みんなヨーガに対しての理解があるんだなと感心しましたね。自分が好きなインドを大勢で共有できるのも旅の良いところではないでしょうか。あと、一人だとムカつくインド対応も二人以上だと笑い話になりますし(笑) その帰り道、インド人の友達がスニッカーズみたいな粘着性の強いチョコをくれて、それを食べたら歯に詰めていた詰め物が取れてしまって…インドのチョコの粘着性の強さを思い知りました。インドで粘着性の強いチョコを食べるときはお気をつけください。(笑)

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ただ、取れてしまったものはしょうがないので歯医者さんに行くことにしたのですが、その歯医者さんがひどいひどい。入口はただのカーテンで、まさに小学校の保健室みたいなイメージ。実際に中に入ってみると狭い狭い。たった3畳くらいのスペースに椅子がぽつんと置いてありました。

歯医者さんが来てからは。「そこに座れ。今から見る。」と結構強気で言われ、清潔さがもっとも大事な歯医者さんで床をふくぼろ雑巾みたいなお手拭きで手を拭いた後にそのまま手を口に突っ込まれて口内チェックが始まりました(笑) これはまさに衝撃でした。

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ただ、インドの歯医者さんはこんな感じなのかなと思っていました(笑)歯医者から帰ってからインド人の知り合いの方に話してみると、「インド人でもそんなとこはいかないよ~ははは~」と笑われ、ただただ茫然でした(笑) その後はちゃんとした歯医者さんに行きました。

その歯医者さんに行って初めて知ったのですが、インドでは歯を削って詰めるという治療はあまりしないらしく、歯が悪くなれば、その後人工の歯(クラウンと呼ばれる)を削った後に被せるみたいなんです。しかたなく、自分もそれを被せることになり、歯医者さん言わく、「良かったな、マジでこれで安心だから。詰め物よりいいから」とのこと。

それから数カ月がたってガムをかんでいるときに、「ポロっ…あれ、とれた…」まさかの二回も歯医者に通院することになるとは思ってもみませんでした(笑) こんな目にあいたくない方は出国前に歯医者さんにいっておきましょう(笑) 私の場合はチョコとガムで詰め物がとれるという事故的なものだったのですが…

話はそれてしまいましたが、旅行にもたくさん行きましたし、静かに部屋で勉強する日もありました。そのあたりは自分で時間を管理して、遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強するといったようにメリハリをもって行動していました。

実際にインドはどうでしたか。思っていたような国でしたか

そもそもインドの観光地や現状をあまり知りませんでした。仏教の始まりがインドのように、古典的なものに興味があってインドに来たかったので、観光地としてのインドにはあまりは期待していませんでした。その分実際に来てみて、インドに対しての許容の幅は広かったと思います。日本では想像できないことが普通に起こるので確かにびっくりすることはたくさんありましたが、慣れてしまえば全部笑い話です(笑) 深刻にとらえることは全くなかったです。トラブルをうまく楽しめることができました。

実際、インドに来てから、大学進学に必要な書類がまだあるよと大学側に急に言われ、何とか日本にいる親に用意してもらったこともありました。急に規則やルールが変わるのがインドなんです。柔軟な対応力が身につきました。

また、これはインドとはあまり関係ないかもしれませんが、リシュケシュでヨーガのアシュラム(ヨーガの道場)に滞在していた時に、休憩時間中、サルや子犬と戯れていました。すると、その子犬にいつの間にか甘噛みされてまさかの出血(笑) 狂犬病持ちかもしれないので、即刻病院に行き、狂犬病の注射を打ちにいったこともありました(笑) みんなには大爆笑されましたが、こっちは深刻な問題。いくら可愛くても野生の動物と戯れるのはほどほどにしないといけませんね(笑)

MISAOを卒業した後についてお話を聞かせてください。

MISAOを卒業した後は一度日本に帰国し、これから2年間インドに住むにあたっての準備をしていました。入学するまでにMISAOに滞在しながら実際にインド生活を体験できたこと、大学へ下見に行けたことはかなり助かりましたね。そんなこんなでしっかり準備して再びインドへ来たのですが、入学3日前に入学試験があると聞きもうびっくりです。なんとか受かったからよかったものの、落ちたらえらいことやったなと今でもひやひやします(笑) 無事にインドの大学S-VYASA University(Swami Vivekananda Yoga Anusandhana Samsthana)に入学できて本当によかったです。大学ではメインはヨーガを理論的に学ぶために入学しました。

入学した直後にも少しトラブルがありました。外国人用にインド人向けの寮より少しきれいな国際寮があると聞いていたので、その国際寮に入るつもりでその分の費用も振り込んでいたのですが、急に、国際寮は女性だけになったとの通達。「いやいやそんなこと聞いてないよ。」と反論するもそんなことは一切きかず、「インド人向けの寮でシェアか、プライベートルームの二つから選べるけどどうする?」ともうすでにインド人寮が確定したかのように強引に持っていかれ、結局インド人寮のプライベートルームをしぶしぶ選択しました。

「この国の人は基本的に商売人というか、お金が大好きです。(笑)」

今はがっつり返金交渉中です(笑)

大学での一日の流れを教えて下さい

大学は朝の5時から始まり、夕方の5時に終わります。朝から晩までみっちりのスケジュールです。インド人のクラスメイト曰く「男女が恋愛する暇を与えないために」という理由らしいです(笑) ちなみに完全ベジタリアン生活なので、施設内にはノンベジアイテム、アルコール、タバコ等は持ち込み禁止です。軍隊みたいなセキュリティがしっかり門番しています(笑) 

大学院のメインはPrashanti Kutiramというヨーガ療法施設で患者さんのヨーガ指導をすることなんです。ここでは西洋医学の医師の診断に従って、ヨーガ療法、アーユルヴェーダ、ナチュロパシー、理学療法を患者さんが受けることができます。

そのために入学してからの一年間はヨーガの聖典や教典はもちろん、生理学・解剖学・病理学も座学としてきっちり学びます。そして3学期にはメインである実習で、患者さんたちにヨーガ療法指導をします。モディ首相がヨーガ事業を推奨していることもあり、患者さんたちの滞在する施設は常に満室です。僕が在籍中に是非皆さんもヨーガ療法の体験にいらしてください。ダイエットとヨーガの関係性についてまとめた記事も執筆しています。是非ご覧ください。

現在の授業のカリキュラムはこんな感じです。

時間 カリキュラム
5:00-6:00 実践ヨーガ療法
6:30-7:45 カルマヨーガ
8:00-8:45 ギーターチャンティング
9:00-10:00 調査方法論
10:00-11:00 ヨーガ療法基礎(聖典/教典)
11:00-12:00 解剖学/生理学
12:00-13:00 セルフスタディー
13:00-14:00 ランチ
14:00-15:00 ヨーガ実技(emotoonal culture)
15:00-16:00 ヨーガ実技(personality development)
16:00-17:00 ヨーガ療法指導法

1.2学期はみっちり座学で学び、3学期のみ実習で患者さんへのヨーガ療法指導のカリキュラムが加わります。

うちの大学院は特殊で、1教科につき60~90時間授業があり、2年を通しての単位数は100近くにもなります(日本の大学院だと合計30~40単位です)(笑)。質よりも量なので、期末試験の範囲は参考書丸々一冊だったりしますし、試験は30枚近くの解答用紙をびっしりと文章で埋めないとなりません。もれなく腱鞘炎になります(笑)。インド人はよく喋ります(説明したがります)が、たぶん高校時代から続く彼らの試験スタイルのせいかと(笑) 

大学での生活について教えてください。

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寮での生活はなかなかハードです。最初の1ヶ月はどうやって日本に帰ろうかをずっと考えていました(笑) 何よりつらいのが、平日は外出禁止なんです。なので、授業が夕方5時に終わってそこからは勉強をするか、ヨーガをするかの2択。インド人の友人と話したりすることもありますが、大体は上記の2択(笑)外に出られないのは本当につらい。日曜日だけ外出することができるのですが、それも門限は夕方の6時。小学生か(笑)

寮の部屋ですが部屋は3畳しかなく、天井も低い。トイレもすごく汚い。まさに刑務所(笑) インドの友人に聞いてみたところ、インドの大学の寮の中でもかなりひどい方みたいです(笑)

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トイレにシャワーがついているのですが、やはり尋常じゃなく汚いので、洗濯場でバケツに水をためてシャワーを浴びています。青空シャワーです。むしろ最先端をいってるような気がします。一番左のバケツが体に水を浴びる用。真ん中が洗濯用のバケツ。一番右がシャワーを浴びるときの貯水用のバケツです。

「なかなかよさそうでしょ?青空シャワー(笑)」

今後の進路について教えてください。

大学を卒業後、一度広島の両親の元へ弟子入りをします。父が空手の師範で、母がヨーガ療法士なんです。生まれ故郷でしっかりと基盤ができましたら、関東へ拠点を移そう計画しています。一つの場所にどしっと構えるつもりはなく、出来る限りこの体を移動させてヨーガの仕事ができればと思っています。特にインドで出会った方々は全国に住まわれてますからね。体ひとつで死ぬまで仕事を続けられることも、僕がヨーガを仕事にしようと思った理由のひとつです。

また、ヨーガの仕事と並行して、これからもインドに足を運びながら勉強できる機会をつくるつもりです。本を読むことや、インターネットを使って色々なことを勉強できる現代ですが、インドという国に来ること、ここで生活することで得られるものは計り知れません。最初は学問を学ぶために来ましたが、生きていく上での人間力のようなものをたくさん学んでいるんだなと日々実感します。

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