体験談

【デリー大学留学体験談】カイゼン!改善!カイゼン!

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大学 大阪大学3年生/ウルドゥー語専攻
留学先 Jawaharlal Nehru University
留学期間/内容 10ヶ月/大学留学
留学後の進路 2016年後期より復学

インド留学を選んだ理由

専攻はウルドゥー語

私がインド留学を選んだ1つ目の理由は、インドでのヒンディー語環境の中でウルドゥー語を磨きたかったからです。ウルドゥー語を知っていますか?ウルドゥー語は主に南アジアのインドとパキスタンで話されている言葉です。また南アジアからヨーロッパやアメリカ、中東に出稼ぎとして移住する人が多く、そういう意味ではワールドワイドな言葉だと言えます。インドで話されているヒンディー語とは姉妹言語と言われるほどよく似ており、日常会話レベルでは意思疎通に全く問題がありません。さらにウルドゥー語ができればアラビア語やペルシア語など同じような文字を使い、共通の語彙がある言語の知識をつけることもできます。

2つめは元々外国の文化が好きで、その中でも未知でミステリアスなインドに興味があったことがきっかけです。大学入試の時にヒンディー語専攻かウルドゥー語専攻のどちらに出願しようか悩みましたが、文字の特異さとインドだけでなくアラビア語やイスラムに関する知識もつけられそうだということでウルドゥー語にしました。
留学先は、同じくウルドゥー語を学べるパキスタンや英語圏も考えましたが、最終的には治安、インドの多様性への興味からデリーのジャワハラールネルー大学(通称JNU)に決めました。

インド留学で成長した3つのこと

インド 街並み

語学力の成長

言語能力は、映画を見て理解できるレベルまで向上しました。ウルドゥー語の授業は週2コマで1コマ1時間でした。1冊のテキストを1年通して使いました。健康やインド、詩に関する短いトピックを音読したり訳したりしました。また設定されているカリキュラムより自分のレベルは上なので先生へのアピール次第で自分にあったカリキュラムに変更してくれます。この他に興味を持った授業などはその授業を担当する教授との交渉次第で聴講することができます。この柔軟さはインドならではで、積極的に動けば動くだけ得られるものも大きいです。日本人学生はほとんどいないため、自分から行動を起こす必要がありましたが、逆に言えば動かざるを得ない状況が語学力の向上に繋がったのだと思います。

改善する習慣が身につく

インドは課題だらけの国で、生活の中で改善点が山ほど見つかります。これは成熟した日本をはじめとした先進国ではできない経験です。インドでは頻繁に停電や断水が起こります。その中で何ができるか?ないならないでどうするか?と前向きに考え、行動する姿勢も10ヶ月のインド生活で培われました。また外国に長期間住んだことがなかった私にとって日本を外から見る良い機会となりました。インド人のおじさんと話したときの、「日本はすごい。世界大戦で負け原爆を落とされてボロボロになったのに今や世界を代表する国になっている。」という言葉が印象的でした。日本はアジアの中でも何か違うものを持っている国であり、他の国から期待されているのだということを再認識できました。

文化の違いを理解する大切さを学ぶ

冬休みの授業がない期間を使ってインド一人旅に出ました。デリーを出発しブッダガヤ、コルカタ、プリー、チェンナイ、マドゥライ、カニャクマリ、トリヴァンドラム、コーラム、アレッピー、コーチンをバス、鉄道を駆使し半周しました。各地のインド人と交流したり、世界一周中の日本人に旅の話を聞いたりと非常に充実した旅でしたが少し怖い経験もしました。日本人が多く泊まっている宿で、牛や庶民の乗り物であるリキシャをもとに大喜利大会をしたときそれを見たインド人が激怒したのです。牛はインドで神聖視されているためそれをバカにしていると思い怒ったのでした。私はこの経験から慣習や文化にもっと気を配らなければ、ということを学びました。今後、海外に出て行くことがあれば、その国を尊重し理解する必要があり国籍は違えど国の一員として生活する大切さを痛感しました。

インド留学をすすめる理由

インド 寺院

環境適応力を磨くことができる

インドにはヒンドゥー教徒はもちろんイスラム教徒や仏教徒、キリスト教徒、ゾロアスター教徒がいます。インドのことわざで「15マイルごとに方言が変わり、25マイルごとにカレーの味が変わる。100マイル行けば言葉が変わる」と言われるぐらい様々な言語が話されています。建物もインド式、イスラム式、欧米式など非常に多様性があり、外国の文化に触れるのが好きな人には申し分ない国です。日本食を扱う店やレストランも年々増えておりインド料理はちょっと…という人も安心です。
私の通っていたジャワハラールネルー大学はインドの主要な国立大学の1つです。文系学部はインドの東大で、大学院をメインとした学校ですが、外国語学部だけ学部があります。インド人学生の出身地はデリーの他にパンジャーブ州、UP州、ビハール州、ベンガル州、南インドと幅広いです。キャンパス全体は森のようでリス、馬、ウサギなど様々な動物がいます。大学の周りは整備されていますが渋滞がすごいです。デリーはインドの中でもスリや盗難が多く治安は良いとは言えません。暗くなってからは一人でキャンパスの外には出ない方が良いです。インド留学ではそうした厳しい環境に適応しながら生き抜く力は、このインドで身につけられると思います。

安くて学びが多いインド留学

インドの中では物価が高めなデリーに10ヶ月留学し、旅行にも行きましたがすべて合わせて90万円ほどで収まりました。私は南アジア教育研究事業の奨学金をいただけることになったので資金面では本当に助かりました。出国の3日前に教務に書類を提出し、インドについてから銀行口座に振り込まれるというかたちでした。この費用で他の国ではできない、語学力の成長や多様な文化の中での経験がたくさんできたのは、かなりお得だなというのが正直な感想です。

話好きなインド人に囲まれて語学力を伸ばせる

インド人はおしゃべり好きで「熱い」人が多いです。政治や経済、歴史などトピックは様々ですが皆、自分の意見をしっかり持っていて熱いチャイを飲みながらアツく議論します。言葉を学ぶ上では、いかに話す機会を生み出すかが重要ですがインド人と一緒にいれば自然と話さざるを得ない状況になります。しばらく経つと私も熱くなっていることに気が付きました。この議論を通じて語学力が飛躍的に向上しました。そういった経験から、語学学習において環境というのは非常に重要で、その言語を話さなければならない状況を作ることのできるインド留学は本当におすすめです。

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