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多宗教国家インド留学で学ぶダイバーシティ

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インドの多様性

インドの民族は4つに大別され、民族によって文化や習慣、顔つきまで異なります。そのため、インド中の様々な地域に行くと別の国に来たかのような感覚になります。また、インドは地方に行政執行権が与えられている地方分権国家であるため、州によって税制や制度が違います。さらに、インドには身分階級であるカースト制度が根強く存在します。農村部の低カースト層には伝統的な風習や文化があり、これがインドの多様性をさらに助長しているのです。

インドには英語を含め22の公用語が定められており、その他地域言語を含めると1000を超える言語が存在すると言われています。そのため、インドでは都市を移動をすると言語が通じないということが少なくありません。もちろん大都市になるとほとんどの場合、英語が共通語として使われており、その流れは徐々に広がりつつあります。しかし、インドの地方に行くと話している言語が違うために、それぞれの地域がもっている雰囲気の違いを感じます。

インドは外資への規制緩和を進めており、ここ数年日系企業をはじめ外資系企業の進出を後押ししています。特にデリー、グルガオン、バンガロール、ムンバイといった主要な都市でその潮流が強く、街中でも外国人移住者の姿を多く見かけるようになりました。そのため、アジア、欧米、アフリカといった多様な人種が混在しており様々な宗教や価値観が交わることで新たな価値観も生まれてきています。

インドの宗教

6つの宗教

宗教 比率
ヒンドゥー教 79.8%
イスラム教 14.2%
キリスト教 2.3%
シク教 1.7%
仏教 0.7%
ジャイナ教 0.4%

※2011年 宗教分布

インドの宗教は大きく6つに大別されます。人口の大半がヒンドゥー教であり、イスラム教はやキリスト教が続きます。シク教というのは頭にターバンを巻く習慣があり、日本人がイメージしているインド人ではないでしょうか。インド政府はヒンドゥー教至上主義の指針を示しており、今後はますますヒンドゥー教徒優先の社会づくりが進むでしょう。世界で活躍するヒンドゥー教徒のインド人が増加していることを考えると、今後のグローバル世界を渡り歩く上でヒンドゥー教を理解することは大変重要だと言えます。

ヒンドゥー教

インドでは主に6つの宗教が信仰されています。その中で人口のおよそ80%をヒンドゥー教徒が占めます。ヒンドゥー教は人口で言うとキリスト教、イスラム教に続き世界で3番目の宗教です。ヒンドゥー教は他宗教を排斥しないため、イスラム教徒の融合で新たな信仰が生まれることもあります。パキスタンとの国境で起こる紛争のニュースが取り上げられますが、あくまでも一部の出来事であり、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の相性が悪いわけでないのです。

近年ではヒンディー至上主義が強くなっており、ヒンディー教の特徴をよく理解しておく必要があるでしょう。インド留学する際には、牛を神聖なものとして崇拝する、ガンジス川を母なる川として崇拝する、浄と不浄なもの観念が強く、死や血を嫌う、といった基本的な観念は理解するようにしましょう。

多様性の中で得られるものは大きい

ヒンドゥー教徒は他宗教や異文化に対して寛容で理解しようとするため、海外でも成功するケースが多いのです。近年、多国籍企業の中でインド人がリーダーになるケースが増えており、インド国内で培われたダイバーシティが世界に通用することを示しています。年々、世界の距離は近くなり一つの国では完結しない課題やビジネスモデルが増えてきています。

一方で日本は単一国家であり、日本人は周囲と同じことをするように、人とは違うことがあたかも悪いかのような雰囲気さえ漂っています。そのため、皆が均一化された社会になっているのです。これは一長一短なのですが、今後、日本は人口の減少や高齢化が進むに連れて、世界に出ていき外国人と働き、競争の中で勝ち残っていかなければなりません。そのため、文化や習慣の異なる外国人への理解や共存は必須であり、その適応力は20代の若い時にしか身につかないものです。上述したとおりインドは、世界でも屈指の多様性に溢れる国です。これからの世界で求められるダイバーシティを獲得するには最高の環境があると言えるのです。

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